○○○●【SAAJKメルマガ】-Vol.029(2017/03)- ●●○●

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┏┏  SAAJ近畿支部 メールマガジン 第29号

┌ 発行日:2017年03月03日 発行者:SAAJ近畿支部 ITサービスG
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いつもご愛読ありがとうございます。 このメルマガは、近畿支部
メーリングリストへ登録して頂いている方へお送りしています。

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・巻頭言………………… 事実と真実
・トピック……………… SAAJ近畿支部サイト更新情報/他
・特集…………………… 本部会報掲載情報
・お知らせ……………… 年会費納入のお願い/他
・編集後記……………… ご愛読に感謝!

■ 巻 頭 言   ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

「事実と真実」:植垣雅則

本稿執筆の時点で、トランプ氏が大統領に就任して半月近くが過ぎ
ようとしている。氏が次々と実行する政策が、米国だけでなく世界
中で様々な論争を巻き起こしている。政策の是非はさておき、少し
時計の針を戻し大統領選挙投票前のことを考えてみたい。

選挙運動の最中は、マスコミ報道や世論調査結果のいずれもがヒラ
リー氏の優勢を伝えており、多くの人が氏の勝利を予想していた。
しかし、実際にはトランプショックとも言われる驚きの結果となっ
た。これを受けて、選挙前の世論調査などが何故実態と乖離してい
たかの分析が多くなされた。隠れトランプ支持者が多くいたこと以
外に、マスコミの多くがヒラリー氏を支持し、世論調査の方法や結
果の補正に恣意性があったことが一因とも言われている。

人はときに自分の考えに囚われ、固執する傾向がある。ビジネスに
おいても、「仮説」を立てるとそれに合う事実のみを選択し、恣意
的な解釈を行うことも時にある。事実は必ずしも一つとは限らず、
物事の見方や捉え方によっては異なることがある。例えば、ある物
体をある人は三角形だと言い、別の人は円形だと言う。二人の主張
は異なるが、どちらも「事実」であるという。どういうことか?そ
の「真実」はある物体とは円錐であり、横からは三角形、下からは
円形に見えるということである。つまり、「真実」は円錐であり、
その見方によって「事実」(形)が変わる訳である。

システム監査の実務においても、発見事項をどのように捉えるかは
難しいテーマである。「○○のID管理が不十分であり、誰でも容易
にアクセスできるおそれがある」などの監査指摘を見ることがある。
自らの知見をもとに「仮説」を立てることは大事であるが、仮説に
近い事象が見つかるとそれで安堵するのか、「誰でも」「何でも」
と言う表現で事実を捉え、そこで思考停止に陥っていると言える。
これでは、正確な事実をもとにしてリスクを具体的に落とし込むこ
とができず、問題の本質(真実)に到達する機会を失うことにもな
りかねない。

システム監査においては、「仮説」に基づく気になる点を端緒とし
て、事象を深掘りし、検討すべき事項を捉えることが問題発見の糸
口になる。システム監査人としては、その事象を様々な角度から分
析・評価することで、正確な「事実」を分かり易く伝え、相手が本
当の「真実」(=問題)に辿り着けるように貢献することを心掛け
たいものだ。

■ ト ピ ッ ク ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○定例研究会・勉強会情報:荒町弘

・今後の予定は次の通りとなっています。

3月17日(金)第 165回 定例研究会(ご案内済)

4月15日(土)第 56回 システム監査勉強会(準備中)

詳しくは本部サイトへ!
→ http://www.saaj.or.jp/index.html

・定例研究会は、会員を中心とした講師によりシステム監査に関係
するテーマについて講演頂く形式を取っています。
原則、奇数月の第 3金曜日の18時半から開催しています。
(12月は、第 2または第 3土曜日にて開催)

・システム監査勉強会は、日本システム監査人協会本部の月例研究
会の内容を録画したDVD を視聴する形式を取っています。
原則、12月を除く偶数月の第 3土曜日の午後に開催しています。
(2017年 2月から、SAAJ会員も有料になっています)

○近畿支部サイト更新情報:金子力造

【定例研究会報告】

隔月開催の支部定例研究会の報告について、掲載しております!

2016/11 月開催分の報告を掲載しました。

・11月支部定例研究会報告 是松 徹氏
→ http://www.saajk.org/?p=4032

【研究論文/他】

発表者に許諾をいただいた近畿支部会員の研究論文、研究成果、
活動報告などを収録しています。新規掲載分は下記です。

・「これまでのシステム監査からこれからのシステム監査を考える」
松田 貴典氏
→ http://www.saajk.org/?p=1930

【総会資料】
日本システム監査人協会近畿支部総会(2017/01/20開催)にて
承認されました資料について掲載しております。

・2017年度 事業計画
→ http://www.saajk.org/?=4038

【プロジェクト憲章】
2017年度各プロジェクトの活動計画について掲載しております。

・2017年度 プロジェクト憲章
→ http://www.saajk.org/?cat=7

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏のエッセイ『天鈿女』が本部会報に
掲載

芸能について、神話から最新ITとの関わりまで語られています。
時代の演者として姿を見せ始めたロボットや人工知能が、今後ど
のような「役」を演じるのか?神尾氏の好奇心はつきません。
(金子力造)

詳しくはこちらへ!(2017年2月号の会報 PDFが開きます)
→ http://www.saaj.or.jp/members/kaiho/201702_SAAJKaihoNo191.pdf

■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○【重要】SAAJ年会費納入のお願い:福本洋一

すでに本年度(2017年 1月~12月)の請求書が手元に届いていると
思いますが、早めに納入をお願いします。 6月末までの合計振込
金額により、各支部への配分が決定されますのでご協力ください。

○【他団体主催イベントでのSAAJK情報発信時の手続】:是松徹

日本システム監査人協会以外の外部団体から、同近畿支部へ組織
や活動の紹介についての講演等のオファーがあった場合は、積極
的な情報発信を推奨・支援します。その際の要件・手続を定めま
した。

→ http://www.saajk.org/?cat=163

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

(あ)です。今回は趣向を変え、新年号への巻頭言について、メル
マガ読者の安本哲之助様( SAAJK参与)からの”ファンレター”を
紹介させて頂きます。

***** ここから *****

新しい年をお子様たち 3人にかこまれ、こころからお祝い申し上げ
ます。ご多忙ななか、締め切りに追われた編集長の激務、ありがた
く存じております。

年をとるにつれ、だんだんと世の中の動きにうとくなりつつありま
す。みなさまから教えていただくことが糧になっています。

恒例にしておりました近所の寺の除夜の鐘つきは当初、行列が 4,5
人のつつましいものでしたが、昨今の「まちおこし」で町が変にテ
コ入れしたため、待ち行列は 1時間をこえるようになり、寒空でま
つのは骨身にこたえるので、もう断念しました。寺院の鐘はクラウ
ドサービスのように、簡単にスケールアウトできないものですね。

新年から桁あふれをする2055年を見据えた思考、恐れ入りました。
4案の 3色団子か。そのころにはメルマガもカラー化されているか
も。

高齢になりましたので、いつまで生涯現役と自負することができる
か不安もよぎる新年でした。

***** ここまで *****

このようなご意見を頂くと、非常に励みになります。メルマガ等の
ITSG活動を通じてSAAJ近畿支部を盛り立てたい、改めてそう感じて
気持ちを引き締めた新年の対話でした。(あ)

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「SAAJ近畿支部メルマガ」も宜しくお願いします!

【SAAJ近畿支部メルマガ】
発 行 日:年 6回(奇数月)+臨時増刊
発行開始日:2012年09月19日

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お問い合わせ

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【発行元】

特定非営利活動法人 日本システム監査人協会近畿支部 ITサービスG

Mail: contact@saajk.org
HP: http://www.saajk.org/

発行責任者:是松徹、編集責任者:下田あずさ

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