○●○○【SAAJKメルマガ】-Vol.065(2024/10)- ○○○●

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┏┏  SAAJ近畿支部 メールマガジン 第65号

┌ 発行日:2024年10月16日 発行者:SAAJ近畿支部 ITサービスG
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・巻頭言……………… いまだ不人気
・トピック…………… 研究会・勉強会情報/セミナー情報
・特集………………… 本部会報掲載情報
・お知らせ…………… 【再録】近畿支部ML運用ルール
・編集後記…………… 情報技術への関心の高まり

■ 巻 頭 言   ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

「いまだ不人気」:是松徹

今から半世紀ほど前の事である。当時理系の受験生であった私は、
理科の受験科目として、至極当然のごとく「物理」と「化学」を選
択した。文系では「生物」か「化学」を選択した受験生が多かった
ように思う。身近で「地学」を選んだ受験生がいたかは定かではな
かった。

時は流れ、今では世間一般で地球環境への関心が高まっていると感
じている。これは、主に異常気象や度重なる自然災害がきっかけで
あろう。「天災は忘れられたる頃来る」と言ったのは寺田寅彦であ
るが、能登半島の地震や豪雨、宮崎の地震と南海トラフ地震臨時情
報(巨大地震注意)の発出等、ここ最近は忘れる間もなく災害が発
生し、不安感を醸成している。

その一方、火山噴火や地震に対する防災の取り組みで、研究・観測
の充実に加えて国民の知識や意識の向上が不可欠と言われながら、
知識を学ぶ高校「地学」への関心は極めて低レベルであると今年 4
月に日本経済新聞で報じられた。履修率は火山や地震、気象等を学
ぶ「地学基礎」が26.9%、より詳しい「地学」に至っては0.8 %、
授業の開設率でも普通高校で11.2%とのことであり、理科の他教科
である物理・化学・生物に大きく水をあけられている。また、例年
の大学入学共通テストでは地学受験者数が他教科に比べて極端に少
ない。何だか、半世紀前を彷彿とさせる状況ではある。

寺田寅彦は、「ものを怖がらなさ過ぎたり、怖がり過ぎたりするの
はやさしいが、正当に怖がることはなかなか難しい」という言葉も
残している。正しく恐れることができるためには、火山や地震、気
象等に関する基礎的な知識を身につけておくことが必要であろう。
災害に向き合う意識も違ってくると考える。

地震と言えば思い浮かぶ方がいる。今年で没後20年の竹内均である。
大陸の移動や地震のメカニズム等に詳しく、映画「日本沈没」に自
ら教授役で出演し話題となった。東大を定年退官後に予備校校長や
今も続く科学雑誌の初代編集長に転身し、世間を驚かせたものであ
る。氏の行動や著書に触発され、一時期私の中では地学への関心が
高まったが、仕事に追われる中でそれも長くは続かず、今に至って
しまった。

このところ、地球温暖化や世界各地の異常気象はもちろんのこと、
地学分野に関する話題を耳にするにつけ、あまりに自身が住む地球
の事を知らなさすぎるとの思いが強くなってきた。そこで、改めて
地学すなわち地球科学の基礎を学び直したいと考えている。この分
野へのAIの関与も面白そうだ。まだまだ、ボケ防止のための材料に
は事欠かないと感じるこの頃である。

■ ト ピ ッ ク ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○定例研究会・勉強会情報:大谷英徳

・今後の予定は次の通りとなっています。

10月19日(土)第 84回 システム監査勉強会(ご案内済)

11月 9日(土)支部合同研究会(ご案内済)
※詳細は後述の「○セミナー情報」にて

12月21日(土)第 209回 定例研究会(準備中)
※ISACA 大阪支部との共催

詳しくは本部サイトへ!
→ https://www.saaj.or.jp/index.html

・定例研究会は、会員を中心とした講師によりシステム監査に関係
するテーマについて講演頂く形式を取っています。
原則、奇数月の第 3金曜日の18時半から開催しています。
(12月は、第 2または第 3土曜日にて開催)

・システム監査勉強会は、日本システム監査人協会本部の月例研究
会の内容を録画したDVD を視聴する形式を取っています。
原則、 8・12月を除く偶数月の第 3土曜日午後に開催しています。

○セミナー情報:荒牧裕一

【セミナー案内】SAAJ支部合同研究会2024(申込受付中)

近畿支部主催により全支部合同の研究会を開催します。

統一テーマ:システム監査の活性化~VUCAな社会のリスクに挑む!

開催日時 :2024年11月 9日(土)13:30 ~ 18:00
(翌11月10日(日)午前:オプショナルツアー開催)
開催場所 :大阪府立男女共同参画・青少年センター
(ドーンセンター:天満橋)およびZoom

詳しくはこちらへ!
→ https://www.saaj.or.jp/shibu/kinki/nishi_godo_kenkyu2024.html

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○SAAJ近畿支部会員の田淵隆明氏の下記コラムが本部会報に連載
『システム監査のための会計・法律・数学・理科・教育課程再入門』

食品会社での出荷停止、H3ロケットの打ち上げ失敗、自動車会社
の検査不祥事など最近の諸問題の元凶には「ゆとり教育」があり、
そこには我々が担うべき役割が数多くあります。(阪口博一)

詳しくはこちらへ!(08~10月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2024Kaiho/202408_SAAJKaihoNo281.pdf

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2024Kaiho/202409_SAAJKaihoNo282.pdf

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2024Kaiho/202410_SAAJKaihoNo283.pdf

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏のエッセイ『城塞』が本部会報に掲

防ぐことの難しいLotL(Living off the Land )攻撃について、
「システムと人、振る舞いの異変」をいかに検知するか?
戦国時代の城塞攻撃をモデルにわかりやすく解説されています。
(金子力造)

詳しくはこちらへ!(08月号の会報 PDFが開きます)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2024Kaiho/202408_SAAJKaihoNo281.pdf

■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○【再録】近畿支部ML運用ルール:近藤博則
支部MLに関する運用ルールを「近畿支部メーリングリスト運用ル
ール【簡易版】」として支部サイトに掲載しています。

双方向の利用が可能な運用ルールです。ルールに則り、支部会員
の情報交換や議論の場としてメーリングリストをぜひご活用くだ
さい。

→ https://www.saajk.org/?p=2226

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

つい先日まで、この暑さはいつまで続くのかと思っていましたが、
気がついたら朝晩はぐっと涼しく感じられるようになって来ました。
日が暮れた後には心安らぐ秋の虫の合唱も聞こえます。

先日はノーベル物理学賞がジョン・ホップフィールド氏とジェフリ
ー・ヒントン氏に授与されると発表されました。
ホップフィールド氏は、ホップフィールド・ネットワークと呼ばれ
る連想型ニューラルネットワークを考案し、ジェフリー・ヒントン
氏は、ホップフィールド・ネットワークを基にボルツマン・マシン
と呼ばれる確率的回帰結合型ニューラルネットワークを考案しまし
た。
これらの成果はいま隆盛を極めている生成AIにつながっています。
化学賞もAIに関するものとなり、これまでになく情報技術への関心
が高まっていると感じます。

さて、来たる11月 9日(土)には、近畿支部が主催となって支部合
同研究会を開催する事になっております。
当日は会場とZoomのハイブリッドでの開催を予定しております。
コロナ禍を経て物理的距離はコラボレーションの障壁とはならなく
なってきておりますが、人類は密接・密集して歴史を紡いできまし
た。
まだまだ会場参加も含め、申し込みは可能ですので、ぜひ、参加に
向けてご検討頂ければ幸いです。(HK)

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「SAAJ近畿支部メルマガ」もよろしくお願いします!

【SAAJ近畿支部メルマガ】
発 行 日:年 4回( 1月、 4月、 7月、10月)+臨時増刊
発行開始日:2012年09月19日

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発行責任者:近藤博則、編集責任者:是松徹


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