○○●○【SAAJKメルマガ】-Vol.047(2020/04)- ●●●●

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┏┏  SAAJ近畿支部 メールマガジン 第47号

┌ 発行日:2020年04月10日 発行者:SAAJ近畿支部 ITサービスG
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・巻頭言……………… システム監査人とテレビドラマの主人公
・トピック…………… 支部サイト更新情報
・特集………………… 本部会報掲載情報
・お知らせ…………… 【重要】年会費納入のお願い/他
・編集後記…………… この春に思うこと

■ 巻 頭 言   ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

「システム監査人とテレビドラマの主人公」:片岡学

25年に亘るシステム監査人の現役を退いた。しかし今でも、監査人
になりたての頃に沢山の先達から教わった心構えを思い出すことが
ある。

N生命の先輩監査人は、「監査人は、(マージャンのサンシキなら
ぬ)ヨンシキ(四識)、すなわち知識、常識、良識、そして胆識(
腹のすわった考え)を身につけるべく自己研さんすべし」と説いた。
S銀行の先輩監査人は、「監査人は、こだわりとわがままを併せ持
っていることが必要である。でも、僕はわがままの方が強いが、そ
れで十分だ」としていた。
そして、 C大学の教授は、「検査・監査は、あぶりだしの活動であ
る」と教えてくれた。

中でも、印象深いのは、かつてのテレビドラマの主人公になぞらえ
て、監査人の心構えを説いた N生命 N元検査部長。若い人にはなじ
みがないかも知れないが、次の 3人の主人公が登場している。

一人目は、「水戸黄門」。最後に印籠を出して正体を明かし、悪代
官などを懲らしめる。彼が印籠を出すときのように、しっかりとし
た権威(ただし、権力を笠に着ない、横暴にならないことに注意す
る)と品格を持って監査に臨むようになどとした。
二人目は、「刑事コロンボ」。彼の捜査はとても着実で、実に粘り
強い。そのコロンボのように、執拗なまでの追及・追跡のエネルギ
ーを持って監査に臨むようにしてほしいとした。
最後は、江戸町奉行の「遠山の金さん」。最後の裁きの中で、片肌
脱ぎながら発する言葉。「この桜吹雪に見覚えがねぇとは言わせね
えぜ!」。その後、多くの悪人は「ははぁ!!畏れ入り奉りました
!!」などと観念して一件落着する。彼のように、肝心な場面で動
かぬ証拠が突きつけられるように、監査証拠をしっかりと取得する
ことが大事だとした。

最近のテレビドラマの主人公で、私がとても気にいっているのが、
沢口靖子さん主演の「科捜研の女」と内野聖陽さん主演の「臨場」。
これらのドラマに共通するのが、まさに臨場の重要性、すなわち事
件現場に臨み、初動捜査に当たることの大切さであり、監査人の心
構えに共通するものがある。
とりわけ、内野さん演じる倉石検視官がモットーとする『拾えるも
のは、根こそぎ拾ってやれ』という姿勢は、現場第一に考え、そこ
から事実、そして真実を導き出すという監査のアプローチにも通じ
るものがある。

監査において、調書を埋め込むことばかりに注力し、時として現場
を置き去りにしてしまうことがある。この二つのテレビドラマには、
監査における現場第一主義の大切さを再認識させるものがあるとと
もに、現場で拾った証拠の積み重ねを基に、事件を解決していくプ
ロセスに最大限の尊敬と共感を覚える。
システム監査人として活躍されている方には、倉石検視官のように、
これからも現場そして現場の声を大切にし、監査証拠となるものを
根こそぎ拾ってほしいものである。

現世では、システム監査人としての職務に多くの期間を費やしてき
た。もし来世、生まれ変わるとしたら、今度は「科捜研の女」のよ
うにデジタル技術を駆使するとともに、現場に残された物証から、
事件の筋道をたて論理的に分析し事件解決に導く「臨場男」になっ
てみたいものだと思う。
ただし、実際に遺体現場に立ち会うことができるかは、別問題では
あるが。。。

■ ト ピ ッ ク ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○定例研究会・勉強会情報:荒牧裕一

・新型コロナウイルス感染症の防止のため、次の勉強会をお休みと
させていただきます。

4月18日(土)第 69回 システム監査勉強会(中止)

・以下については、事態の推移を見ながら対応を検討の上、あらた
めて後日ご案内いたします。

5月22日(金)第 185回 定例研究会(準備中)

6月20日(土)第 70回 システム監査勉強会(準備中)

詳しくは本部サイトへ!
→ https://www.saaj.or.jp/index.html

・定例研究会は、会員を中心とした講師によりシステム監査に関係
するテーマについて講演頂く形式を取っています。
原則、奇数月の第 3金曜日の18時半から開催しています。
(12月は、第 2または第 3土曜日にて開催)

・システム監査勉強会は、日本システム監査人協会本部の月例研究
会の内容を録画したDVD を視聴する形式を取っています。
原則、12月を除く偶数月の第 3土曜日の午後に開催しています。

○近畿支部サイト更新情報:金子力造

【定例研究会報告】

隔月開催の支部定例研究会について、掲載しております!

2019/12月開催分の報告を掲載しました。

・12月支部定例研究会報告 荒牧裕一氏
→ https://www.saajk.org/?p=5046

2020/ 1月開催分の報告を掲載しました。

・ 1月支部定例研究会報告 是松徹氏
→ https://www.saajk.org/?p=5049

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○SAAJ近畿支部会員の田淵隆明氏の下記コラムが本部会報に連載
『AI時代に負けないために、システム監査人はどうあるべきか?』

筆者が日本の現状を憂いて生じた 3点の疑問を 8個の元凶から解
きほぐし個々の元凶について各回で掘り下げる連載シリーズ。個
人としては言葉の力が重要となる様子(近藤博則)

詳しくはこちらへ!(02月号~04月号の会報 PDFが開きます。)
→ https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202002_SAAJKaihoNo227.pdf
→ https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202003_SAAJKaihoNo228.pdf
→ https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202004_SAAJKaihoNo229.pdf

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏の時事論評『パラダイムシフト時代
の悪夢と希望 -前編-』が本部会報に掲載

機械/深層学習技術を用いたAIや RPAが社会にもたらす現代のパ
ラダイムシフトについて、前篇では「選別」をキーワードに辛口
の考察を進めています。後編も乞うご期待です。(是松徹)

詳しくはこちらへ!(04月号の会報 PDFが開きます。)
→ https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202004_SAAJKaihoNo229.pdf

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏のエッセイ『曽根崎心中』が本部会
報に掲載

一緒でないと生きる意味がないと思い詰めた徳兵衛・お初の心中
から一揃えで初めて意味を成す電子割符を取り上げるとともに、
有効な情報漏洩防止策について言及しています。(是松徹)

詳しくはこちらへ!(02月号の会報 PDFが開きます。)
→ https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202002_SAAJKaihoNo227.pdf

■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○【重要】SAAJ年会費納入のお願い:福本洋一
すでに本年度(2020年 1月~12月)の請求書が手元に届いていると
思いますが、早めに納入をお願いします。 6月末までの合計振込
金額により、各支部への配分が決定されますのでご協力ください。

○【再録】ITサービス利用ガイドライン:是松徹
近畿支部で運営するITサービス(メーリングリスト等)を利用い
ただくにあたり、同会員の皆様に遵守をお願いする事項を掲載し
ています。必ずご一読ください。

→ https://www.saajk.org/?p=3122

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

2020年はとんでもない年になってしまいました。ほんの 3ヶ月前の
前号発行時点では、オリンピックイヤーで楽しみな年になると思い
描いていましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大でそ
の思いが木っ端みじんに粉砕された格好です。

日本でも、首都圏はもとより近畿圏で大阪・兵庫を中心に感染症拡
大が続いています。ついに、緊急事態宣言が発出されるまでの事態
となっており、危機感や閉塞感を覚える方も多いと思われます。

このような中でも季節は確実に春めいてきています。何事もないか
のように桜はいつも通り律儀に花を咲かせました。人間どもの右往
左往を横目に、淡々と時は刻まれています。

今はいろいろな活動に制約がかかる状況ですが、逆に考えると、外
に打って出る機会が少ない分、立ち止まって物事をじっくり考える
チャンスでもある気がしています。巷に流れる興味本位で根拠のな
い雑音に惑わされることなく、軽率な行動を避け、腹を据えて過ご
していこうと考えています。(TK)

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「SAAJ近畿支部メルマガ」もよろしくお願いします!

【SAAJ近畿支部メルマガ】
発 行 日:年 4回( 1月、 4月、 7月、10月)+臨時増刊
発行開始日:2012年09月19日

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編集責任者 是松徹

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