2022年度 事業計画

<2022年度 事業計画>

2020年度から2021年度にかけてのコロナ禍における支部活動は、従来と比べて支部活動の在り方を大きく変える機会となった。研究会の集合セミナー方式からオンライン会議方式への変更や紙資料のデータダウンロード方式への変更は、支部会員にとっては、システム監査に関する自己研鑽の取組みをより効率的に行うことが可能となる良い面での変化であったと考える。また、これら運営方法の変更により、効率的な支部活動の実施ができつつあることと、近畿支部の財務体質も改善の方向に向かっているということも結果として表れてきている。
一方で、オンライン開催とすることにより、従来と異なる運営方法への対応も必要となっており、参加申込受付の外部サービス利用や受講証明書発行方法の変更、オンライン会議ツールのライセンス管理等の新たな事務局運営の変更を伴ってきているという事実もある。これらの環境変化を通じて感じるところは、近畿支部の基幹機能としての教育サービスやITサービスを継続していくための運営体制強化と運営スキルの共有をより一層図っていくべきであるとという点である。また、セミナー活動においても、一般の参加者を募ってのセミナー開催については、コロナ禍において困難な状況も続いているため、オンラインでの開催を積極的に検討する必要性も生じていると考える。
国を挙げてのDX推進が加速しようとしている中で、システム監査の必要性が今後増してくるものと考えられることもあり、支部活動における教育サービス分野の活動については、より積極的に行っていくことができるよう取り組んでいきたい。

1.支部体制(敬称略)

(1)支部役員

○理事(支部長/BCP研究プロジェクト/ITサービスグループ) 荒町弘
○理事(副支部長/会計/教育サービスグループ) 福本洋一
○理事(副支部長/教育サービスグループ) 荒牧裕一
〇担当役員(ITサービスグループ/教育サービスグループ) 是松徹
○担当役員(教育サービスグループ) 山本全
○担当役員(ITサービスグループ) 磯貝あずさ
○担当役員(ITサービスグループ) 近藤博則
○担当役員(システム監査法制化推進プロジェクト) 田淵隆明
○担当役員(システム監査法制化推進プロジェクト) 神尾博
○担当役員(BCP研究プロジェクト) 松井秀雄
○担当役員(教育サービスグループ) 丸山博儀
○担当役員(教育サービスグループ) 大谷英徳
○監事 浦上豊蔵

(2)支部参与

吉田博一

(3)サポーター

三橋潤、松本拓也、尾浦俊行、金子力造、川端純一、中田和男、吉谷尚雄、阪口博一、
伊藤聖子、尾﨑正彦、岩崎真明、小河裕一、浜田恒彰、石嶋藤代、魚谷悦己
※サポーターには定例研究会受付など支部の基幹的活動へ少しでも参画いただきます。

2.2022年度活動方針

・定例研究会、システム監査勉強会を基本として、研究プロジェクト・グループ活動を通じて実践的な研鑽活動を行い、支部活動を充実する。また、支部役員会・サポーター会議の計画的な開催と課題管理等により支部運営のマネジメントを実施する。
・定例研究会およびシステム監査勉強会開催においては、オンラインコミュニケーションツールを活用しての開催も併用することで、会員サービスを停滞することなく継続的なサービス提供ができるよう努める。
・システム監査セミナーのオンライン開催を具体的に計画する。
・他支部からの参加も可能なイベントを行う。
・協会本部のシステム監査活性化プロジェクトの活動に連動して、支部会員の増強に努める。
・各活動については事業別の採算状況の可視化を行うことで財務の健全化と事業戦略策定への活用を行い、近畿支部財政状況の改善を目指す。
・支部会員の増加に努めるとともに、支部体制を強化し役員の候補者を増やす。

3.グループ活動

(1)教育サービスグループ

・主査:荒牧裕一氏 副主査:福本洋一氏、是松徹氏、山本全氏

【目標】
1.近畿支部会員を中心としたシステム監査人の方々に、システム監査に関連する教育サービスを提供し、システム監査人の知見やスキルの向上に寄与することを目的とする。
2.システム監査基本学習セミナー等の開催を通して、システム監査に関心がある方々および実際に企業内で関与されている方々に、システム監査の知識や体験を修得いただくことを目的とする。

【成果目標】
・定例研究会:6回開催(1,3,5,7,9,12月)
・システム監査勉強会:4回開催(2,4,6,10月)
・セミナー教材・活動報告書(第4四半期に2回)
・上記サービス提供にあたっての、運営計画書(TODO管理ツール)

(2)ITサービスグループ

・主査:近藤博則氏 副主査:是松徹氏、磯貝あずさ氏、荒町弘氏

【目標】
・近畿支部の諸活動の可視化による、活性化支援を目的とする。
・具体的には、Webサイト(http://www.saajk.org/)とMLの安定運用、サイト(コンテンツ)の充実、メールマガジンの発行を行う。

【成果目標】
・Webサイト/MLの安定運用
・コンテンツの充実(研究論文・報告書等の会員の成果物の掲載。さらに認知度向上、システム監査普及につながるコンテンツを「IT運用勉強会」等で検討)
・メールマガジンの発行(季刊:1月、4月、7月、10月)
・本部会報投稿:コラムまたはエッセイ(A4*2枚換算)2本以上
・サイトの運用ルール、ガイドラインの継続的改善

4.研究プロジェクト

(1)システム監査法制化推進プロジェクト

・主査:田淵隆明氏 副主査:神尾博氏

【目標】
・システム監査法制化のロビー活動(ただし各個人の立場で)
・システム監査法制化以外のIT政策の研究・提言・発信
・各自治体における、システム監査義務化の推進状況の発信

【成果目標】
・講演:年1回以上(原則SAAJK.。当PT成果の外部講演時は事前/事後に役員会に報告)
・論文:年1本以上。なお、本部会報掲載のコラム(A4*2枚程度)3本分を、論文1本換算とする。
・活動報告書:年1本以上目標(活動自体は業界団体等に年3回以上目標)

(2)BCP研究プロジェクト

・主査:荒町弘氏 副主査:松井秀雄氏

【目標】
・組織におけるBCPに役立つ情報発信を行う。
・IT-BCPに関する監査基準・ポイントを整理する。

【成果目標】
・講演:年1回以上目標(原則SAAJK)
出前型セミナーの実施(顧客依頼に基づき実施する)
・研究:テレワークにおけるBCPのベストプラクティスを研究する
・情報発信:SAAJ本部会報記事掲載(A4*2枚程度を2本以上)
作成支部サイトやSNS等を通じてBCPに役立つ情報を発信する