○○●●【SAAJKメルマガ】-Vol.055(2022/04)- ○●●●

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┏┏  SAAJ近畿支部 メールマガジン 第55号

┌ 発行日:2022年04月14日 発行者:SAAJ近畿支部 ITサービスG
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いつもご愛読ありがとうございます。 このメルマガは、近畿支部
メーリングリストへ登録して頂いている方へお送りしています。

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・巻頭言……………… メディアはメッセージである
・トピック…………… 支部サイト更新情報
・特集………………… 本部会報掲載情報
・お知らせ…………… 【重要】年会費納入のお願い/他
・編集後記…………… 山笑う

■ 巻 頭 言   ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

「メディアはメッセージである」:近藤博則

今年の桜は一斉に花をつけ、徐々に葉桜へと移り変わって来ていま
す。桜は毎年花をつけ、花を散らして葉を茂らせます。その様子を
見る私の変化が桜を見たときに受ける印象を変えているのだと最近
思い至りました。

ひとつ学年を上げた子供たちが、卒業と入学を迎えます。高校生に
なる息子の下に情報Ⅰの教科書が届きました。2022年度から施行さ
れる学習指導要領の改訂により必修科目となった教科です。中身を
見て受けた一番の衝撃は、サンプルプログラムがPythonで書かれて
いたことでした。教科書に載っているプログラミング言語と言えば
BASICだった私の頃と隔世の感があります。

情報Ⅰの最初の項は「情報とメディアの特性」でした。そこでは情
報について、「情報は、受け手にとって意味や価値を持ち、何らか
の影響を与える。」とありました。メディアについては、「メディ
アとは、情報を伝達する仲介役となるものである。」とあります。

メディアとは何かを考え続けた英文学者にマーシャル・マクルーハ
ンという人がいました。彼は「メディアはメッセージである」とい
う言葉を残しています。この言葉が世に出てから、この言葉につい
てさまざまな解釈がなされています。今なお、この言葉やマクルー
ハンに魅了されてマクルーハンを理解しようとする試みが続けられ
ています。

私が考えるこの言葉の解釈は 2つあります。一つ目は「ある内容が
メディアを通じて相手に伝わる時、通じるメディアによって内容の
伝わり方に変化が生じる。」というものです。例えば、同じニュー
スであっても、新聞で読むのとTVで見るのでは、受け取る人の感じ
方に違いが生じるというものです。二つ目は「あるものがメディア
として意味を表現する」というものです。例えば、制服がそれに当
たり、制服を着ることで所属や職業などある種のメッセージを示す
ことが可能です。

さて、近畿支部のITサービスグループではこのメルマガに加え Web
サイトも運営しております。これらのメディアを通じて皆さまに届
けられるメッセージはどの様なものになるのか、これらのメディア
が表現する意味はどの様なものであるのかについて、これから考え
続けていきたいと思っています。

また、我こそはと思われる方は、いつでもこのメディアを用いた活
動に参加可能ですので、名乗りを上げていただければと思います。

■ ト ピ ッ ク ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○定例研究会・勉強会情報:荒牧裕一

・今後の予定は次の通りとなっています。

4月16日(土)第 73回 システム監査勉強会(ご案内済)

5月28日(土)第 195回 定例研究会(準備中、曜日注意)

6月18日(土)第 74回 システム監査勉強会(準備中)

7月15日(金)第 196回 定例研究会(準備中)

詳しくは本部サイトへ!
→ https://www.saaj.or.jp/index.html

・定例研究会は、会員を中心とした講師によりシステム監査に関係
するテーマについて講演頂く形式を取っています。
原則、奇数月の第 3金曜日の18時半から開催しています。
(12月は、第 2または第 3土曜日にて開催)

・システム監査勉強会は、日本システム監査人協会本部の月例研究
会の内容を録画したDVD を視聴する形式を取っています。
原則、12月を除く偶数月の第 3土曜日の午後に開催しています。

○近畿支部サイト更新情報:金子力造

【研究論文/他】

発表者に許諾をいただいた近畿支部会員の研究論文、研究成果、
活動報告などを収録しています。新規掲載分は下記です。

・「保証型システム監査~システム監査、時代の流れは「助言型」
から「保証型」へ~」 浦上豊蔵氏
→ https://saajk.org/?p=1930

【総会資料】

日本システム監査人協会近畿支部総会(2022/01/21開催)にて承
認されました資料について掲載しております。

・2022年度 事業計画
→ https://saajk.org/?cat=15

【プロジェクト憲章】

2022年度各プロジェクトの活動計画について掲載しております。

・2022年度 プロジェクト憲章
→ https://saajk.org/?cat=9

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○SAAJ近畿支部会員の田淵隆明氏の下記コラムが本部会報に連載
『システム監査のための、法律・会計再入門』

研究開発費の取り扱いをはじめ、会計や法律における課題を取
り上げて将来に及ぼす影響を幅広く考察し、警鐘を鳴らしてい
ます。多くの気付きを与えてくれる連載です。(是松徹)

詳しくはこちらへ!(02~04月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2022Kaiho/202202_SAAJKaihoNo251.pdf

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2022Kaiho/202203_SAAJKaihoNo252.pdf

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2022Kaiho/202204_SAAJKaihoNo253.pdf

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏のエッセイ『結界』が本部会報に掲

戦乱や疫病天災に翻弄された平安時代ですが、今日の世界情勢も
そっくりな状況となっています。結界による防御の限界の話から
ゼロトラストの考え方について考察されています。(金子力造)

詳しくはこちらへ!(02月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2022Kaiho/202202_SAAJKaihoNo251.pdf

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏の時事論評『パラダイムシフト時代
の悪夢と希望 ~ブルシット・ジョブ編~』が本部会報に掲載

技術革新等により世界がディストピア化するのではという筆者の
シリーズ。今回は無駄仕事を例示、如何に対応すべきか評論する。
いつもに増して長文であるが、内容はさらに濃い。(阪口博一)

詳しくはこちらへ!(04月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2022Kaiho/202204_SAAJKaihoNo253.pdf

■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○【重要】SAAJ年会費納入のお願い:福本洋一
すでに本年度(2020年 1月~12月)の請求書が手元に届いていると
思いますが、早めに納入をお願いします。 6月末までの合計振込
金額により、各支部への配分が決定されますのでご協力ください。

○【再録】ITサービス利用ガイドライン:是松徹
近畿支部で運営するITサービス(メーリングリスト等)を利用い
ただくにあたり、同会員の皆様に遵守をお願いする事項を掲載し
ています。必ずご一読ください。

→ https://www.saajk.org/?p=3122

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

別れと出会いの季節となりました。コロナ禍の継続や予断を許さな
い世界情勢に気持ちが晴れない日々が続きます。そのような中でも
環境の変化を契機に、前向きな気持ちで一歩踏み出そうとされてい
る方も多いのではないでしょうか。

このところ、「統制」ということが気になっています。監査では、
想定されるリスクに対して適切な統制が整備・運用されているかを
確認し評価します。統制が働くことは、組織体にとってあるべき健
全な姿であり、無政府状態を払拭するとの認識です。

一方で、情報統制ということが聞かれます。為政者や組織のトップ
等が、都合の悪い情報を流布させず、真実を隠蔽する手段として使
われるようです。これは、組織体の健全な運営とは真逆の状態であ
り、ニュース等で情報統制の実態について報じられると、暗澹たる
気持ちにならざるを得ません。

巻頭言で情報とメディアについて述べられています。近畿支部のIT
サービスグループでは、メディアの運営に当たって適切な統制を働
かせつつ、会員の皆様に有益と考える情報を提供してまいります。
このメルマガも、春の新たな芽吹きを感じていただける山笑うよう
な内容を目指したいと考えています。(TK)

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「SAAJ近畿支部メルマガ」もよろしくお願いします!

【SAAJ近畿支部メルマガ】
発 行 日:年 4回( 1月、 4月、 7月、10月)+臨時増刊
発行開始日:2012年09月19日

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https://www.saajk.org/?page_id=115

発行責任者:近藤博則、編集責任者:是松徹