○○●●【SAAJKメルマガ】-Vol.049(2020/10)- ○○○●

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┏┏  SAAJ近畿支部 メールマガジン 第49号

┌ 発行日:2020年10月09日 発行者:SAAJ近畿支部 ITサービスG
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いつもご愛読ありがとうございます。 このメルマガは、近畿支部
メーリングリストへ登録して頂いている方へお送りしています。

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・巻頭言……………… デジタル化つれづれ
・トピック…………… 定例研究会・勉強会情報/他
・特集………………… 本部会報掲載情報
・お知らせ…………… 【再録】近畿支部ML運用ルール
・編集後記…………… 行きます(GoTo)

■ 巻 頭 言   ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

「デジタル化つれづれ」:津田博

私が勤務する大学では、他大学と同様、春セメスターが始まる前に、
zoomによるオンライン授業を行うことになった。授業内容やメリッ
ト、デメリットは、マスコミ等で報道されているとおり様々である。

プログラミングの授業は、講義形式の授業と比較して特徴的な違い
があった。システム環境の設定が必要となるからである。学生の保
有するパソコンのOSやバージョンの違いからインストールにおいて、
個別のサポートが必要であった(対照的に設定が簡単な言語もある
)。zoomを使っての導入サポートは、学生と教員の双方に多くの時
間と労力を費やすことになった。一方、インストール終了後は円滑
に授業を進めることができ、学生はいつでもプログラミング学習が
可能となる環境を手に入れることになった。

振り返ると、2020年のはじめまでは、想像すらしていなかったオン
ライン授業が、一気に進むことになり、当事者として変化の渦中に
あった。今後加速することが見込まれるデジタル化に伴走していき
たいと考えている。

視点を変え、行政については新型コロナウィルス感染症における特
定定額給付金のオンライン申請で手間取ったことや当初感染者発生
届を保健所にファクスで送っていたこと等、非効率な運用実態が明
らかになった。

自治体の従来からの業務は、紙媒体中心であるため、効率化には限
度がある。ある自治体が窓口担当部署10課の作業量調査を実施した
ところ、相談/面談といった窓口業務は時間換算で全体の 1~ 2割
程度、入力、確認、帳票作成等の事務作業が 5割という報告があっ
た。デジタル化の推進が強く望まれている。

デジタル化は、これまでのシステム化の延長に留まらず、AIやブロ
ックチェーンといった技術も総動員することで、過去になかった新
しい形の仕組みができると考えられる。デジタル庁の創設が準備さ
れているが、期待されたい。

システムの監査は、デジタル化の進展や利用の高度化、それに伴う
リスクの影響などから、必要性は高まると思われる。

■ ト ピ ッ ク ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○定例研究会・勉強会情報:荒牧裕一

・新型コロナウイルス感染症の防止のため、次の勉強会は定員を30
名に減らして開催いたします。

10月17日(土)第 69回 システム監査勉強会(ご案内済)

11月は西日本支部合同研究会が中部支部にて28日(土)に開催さ
れるため、定例研究会はお休みさせていただきます。

・以下については通常通りの開催を予定していますが、事態の推移
を見ながら、あらためて後日ご案内いたします。

12月19日(土)第 186回 定例研究会(準備中)
※ISACA 大阪支部との共催

詳しくは本部サイトへ!
→ https://www.saaj.or.jp/index.html

・定例研究会は、会員を中心とした講師によりシステム監査に関係
するテーマについて講演頂く形式を取っています。
原則、奇数月の第 3金曜日の18時半から開催しています。
(12月は、第 2または第 3土曜日にて開催)

・システム監査勉強会は、日本システム監査人協会本部の月例研究
会の内容を録画したDVD を視聴する形式を取っています。
原則、12月を除く偶数月の第 3土曜日の午後に開催しています。

○近畿支部サイト更新情報:金子力造

【研究論文/他】
発表者に許諾をいただいた近畿支部会員の研究論文、研究成果、
活動報告などを収録しています。新規掲載分は下記です。

・「ICT 部門におけるBCP への取り組みと課題」 松井秀雄氏
→ https://www.saajk.org/?p=1930

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○SAAJ近畿支部会員の田淵隆明氏の下記コラムが本部会報に連載
『AI時代に負けないために、システム監査人はどうあるべきか?』

筆者が日本の現状を憂いて生じた 3点の疑問を 8個の元凶から解
きほぐす連載シリーズ。 6月号からの言及を通じ教育の問題は根
深いと感じます。「新収益認識基準」の強制適応への対応が急務
です。(近藤博則)

詳しくはこちらへ!(08~10月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202008_SAAJKaihoNo233.pdf

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202009_SAAJKaihoNo234.pdf

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202010_SAAJKaihoNo235.pdf

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏の時事論評『パラダイムシフト時代
の悪夢と希望 ~テレワーク特別編~』が本部会報に掲載

AI/RPA導入に加え、COVID-19に伴うテレワークの広がりから伺え
る人的、組織的、社会的な課題を取り上げ、その根底に見られる
短絡的な思考や思考停止に警鐘を鳴らしています。(是松徹)

詳しくはこちらへ!(10月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202010_SAAJKaihoNo235.pdf

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏のエッセイ『牡丹灯籠』が本部会報
に掲載

現代の照明は、怪談に登場する暗い灯りとは真逆の明るさです。
その照明に起因する新たな脅威とサイドチャネル攻撃について
紹介されています。牡丹灯籠を例に防御が破綻する怖い話です。
(金子力造)

詳しくはこちらへ!(08月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202008_SAAJKaihoNo233.pdf

○SAAJ近畿支部会員の阪口博一氏のエッセイ『特定外来生物』が本
部会報に掲載

専門分野の知見から、サイバー世界とサクラの被害の事前対応の
重要性を説く。「サイバーレジリエンス」が肝要となるとのこと。
特定外来生物にも同様の備えが必要と警鐘をならす。(吉田博一)

詳しくはこちらへ!(10月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2020Kaiho/202010_SAAJKaihoNo235.pdf

■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○【再録】近畿支部ML運用ルール:是松徹
支部MLに関する運用ルールを「近畿支部メーリングリスト運用ル
ール【簡易版】」として支部サイトに掲載しています。

双方向の利用が可能な運用ルールです。ルールに則り、支部会員
の情報交換や議論の場としてメーリングリストをぜひご活用くだ
さい。

→ https://www.saajk.org/?p=2226

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

コロナ禍が世界規模で大きな混乱を招いた年として語り継がれるで
あろう2020年も、いつの間にか残り 3ヶ月足らずとなりました。
暮らしの上での様々な制約による閉塞感は、なお続いています。こ
のもやもや感が、勧善懲悪のドラマ「半沢直樹」の高視聴率達成に
一役買ったのかもしれません。

ここにきて、国によるGoToキャンペーンの対象や仕組が拡充され、
注目度が高まっています。人の移動が増えることでの感染リスクを
心配する声もありますが、アクセルを踏む仕組の一つとして、閉塞
感の解消につながることを期待したいと思います。

ところで、GoToといえば、その昔、プログラム書法の一環でGOTOレ
スが言われたことを思い出しました。むやみにGOTO文を使用すると
プログラムの構造化を阻害して品質が低下し、ひいては保守や引継
の困難化を招くと教えられたように思います。

何だかGOTO文のむやみな使用とGoToキャンペーンの無計画な利用が、
その及ぼす影響において似ている気がしたのは思い過ごしでしょう
か。一方で、現状はパンデミックではなくインフォデミック(不確
かな情報の拡散)であり、過度の自粛等による悪影響があるとの意
見も聞かれます。この意見に後押しされたこともあり、実は私もGo
Toトラベルを利用した旅行を予約してしまいました・・・。

さて、本号が今年お届けする最後のメルマガとなります。メルマガ
は今年から季刊とし、今回を含めて 4回発行をさせていただきまし
た。今後とも、会員のみなさまに対する有益な情報発信を目指して、
スタッフ一同円滑な運営に努めてまいります。引き続き、近畿支部
メルマガについて、よろしくお願い申し上げます。(TK)

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「SAAJ近畿支部メルマガ」もよろしくお願いします!

【SAAJ近畿支部メルマガ】
発 行 日:年 4回( 1月、 4月、 7月、10月)+臨時増刊
発行開始日:2012年09月19日

ご意見ご感想はこちらまで
https://www.saajk.org/?page_id=115

編集責任者 是松徹
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