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┏┏ SAAJ近畿支部 メールマガジン 第52号
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┌ 発行日:2021年07月09日 発行者:SAAJ近畿支部 ITサービスG
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・巻頭言……………… テレワークにおける諸課題について
・トピック…………… 定例研究会・勉強会情報
・特集………………… 本部会報掲載情報
・お知らせ…………… 【再録】ITサービス利用ガイドライン
・編集後記…………… 二刀流
■ 巻 頭 言 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
「テレワークにおける諸課題について」:荒町弘
新型コロナウィルス感染症拡大の影響により私たちの生活様式は大
きな変化への対応を余儀なくされている。昨年来、多くの企業及び
団体では、「出社率削減」をはじめ、「固定事務所の廃止・縮小」
「執務空間の見直し(三密回避)」や多人数での会食を控える等の
取組が行われている。これらの取組は、コロナ感染症拡大対策だけ
でなく、あわせて「働き方の多様化」を前提とした仕事・職場のあ
り方を模索する取組でもあり、「ニューノーマル」といわれる「新
たな常態」に社会全体が対応しつつあるともいえる。
ニューノーマル時代の働き方の代表例として「テレワーク」がある。
在宅勤務や取引先及び出張等、どこでも仕事ができる「モバイルワ
ーク」を含めた「テレワーク」そのものは私も従来から行ってきて
いるが、昨年からはオンライン会議・ミーティングの時間が非常に
多くなった。企業によっては一切事務所に行かずに 1年以上、在宅
による「テレワーク」で業務を実施しているところもあると聞く。
「テレワーク」における諸課題について、私自身が日頃感じる主な
ところは以下のとおり。
1.モバイルワーク時の場所の課題
モバイルワークする「場所」の確保に苦労する。
オンラインミーティング時は個室が必要。
2.電源の課題
モバイルバッテリーを常時携帯するもノートパソコンの電源は賄
えない。
本格的に仕事するにはノートパソコンを用いる必要がある。
3.通信の課題(データ通信量制限付きモバイルルータ利用のため)
オンラインミーティングツール利用が増えるとデータ通信量の消
費が大きい。
クラウドストレージ活用等によるデータ保全は有効だが大容量デ
ータ保全は厳しい。
4.ハードウェア故障時のリスク
通信面はスマホのテザリングが代替手段となるが、端末本体故障
時の代替手段が課題。
以上の他にも、サイバーセキュリティリスクへの対策や機器盗難や
紛失等への対策も当然必要となる。また、テレワークを行う上での
組織として定めるルール、利用者として遵守すべき事項、モラル遵
守等が必須であることはいうまでもない。
このあたりの詳細は総務省が公表した以下の資料等が参考になる。
「テレワークセキュリティガイドライン(第 5版)(令和 3年 5月)」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000752936.pdf
「中小企業等担当者向けテレワークセキュリティの手引き(チェッ
クリスト) 第 2版 (令和 3年 5月)」
https://www.soumu.go.jp/main_content/000753141.pdf
ビジネスを進めるうえでの ICTツール利活用は不可欠の要素である
ため、「ウィズコロナ」、「アフターコロナ」、そしてその先にお
いても「ニューノーマル」「働き方の多様化」は加速していくもの
と考える。そして、テレワーク環境での業務実施における安全、安
心を担保するには、技術的対策、管理的対策、人的対策を講じた上
での計画と実装、そして、定期的な点検と改善していくというPDCA
サイクルを実行していく必要がある。
業種や職種により違いはあるものの、従来型の働き方と異なる環境
にある中で、システム監査の対象範囲は更に拡大し、その必要性は
増していくものと考える。
■ ト ピ ッ ク ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○定例研究会・勉強会情報:荒牧裕一
・今後の予定は次の通りとなっています。
7月17日(土)第 190回 定例研究会(ご案内済、曜日注意)
9月17日(金)第 191回 定例研究会(準備中)
10月16日(土)第 72回 システム監査勉強会(準備中)
詳しくは本部サイトへ!
→ https://www.saaj.or.jp/index.html
・定例研究会は、会員を中心とした講師によりシステム監査に関係
するテーマについて講演頂く形式を取っています。
原則、奇数月の第 3金曜日の18時半から開催しています。
(12月は、第 2または第 3土曜日にて開催)
・システム監査勉強会は、日本システム監査人協会本部の月例研究
会の内容を録画したDVD を視聴する形式を取っています。
原則、12月を除く偶数月の第 3土曜日の午後に開催しています。
■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○SAAJ近畿支部会員の田淵隆明氏の下記コラムが本部会報に連載
『システム監査のための、順列・組合せ・確率・統計再入門』
順列・組合せ・確率・統計再入門の第 5回~第 7回。第 5回、
第 6回で取り上げられた開平計算、開立計算は、図解による
分かり易さに思わず声を上げてしまいました。(近藤博則)
詳しくはこちらへ!(05~07月号の会報 PDFが開きます。
→
https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2021Kaiho/202105_SAAJKaihoNo242.pdf
→
https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2021Kaiho/202106_SAAJKaihoNo243.pdf
→
https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2021Kaiho/202107_SAAJKaihoNo244.pdf
○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏のエッセイ『鳴神』が本部会報に掲
載
歌舞伎の「鳴神」は水にかかわる演目である。水危機の話題から、
アメリカの水道局への攻撃例を紹介し、資源など社会インフラを
狙うサイバー攻撃について警鐘を鳴らしている。(金子力造)
詳しくはこちらへ!(06月号の会報 PDFが開きます。)
→
https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2021Kaiho/202106_SAAJKaihoNo243.pdf
■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
○【再録】ITサービス利用ガイドライン:是松徹
近畿支部で運営するITサービス(メーリングリスト等)を利用い
ただくにあたり、同会員の皆様に遵守をお願いする事項を掲載し
ています。必ずご一読ください。
→ https://www.saajk.org/?p=3122
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
いよいよ東京五輪の開幕が迫ってきました。気が付けば、あと 2週
間です。ただ、新型コロナウィルス感染が十分に終息しない中では、
安心・安全な開催に疑心暗鬼となる方も多く、高揚感に乏しいこと
は否めません。私も五輪開催に伴う祝日変更を失念して、危うく祝
日に仕事の予定を入れかけ、自身の五輪への関心の低さを露呈した
ところでした。
このような中、海の向こうに目を向けると、日本製の二刀流が全米
を席巻しています。米大リーグの「オオタニサン」が、ホームラン
を量産し、投手で先発して勝利する等、目を見張る活躍ぶりです。
オールスターゲームへの出場も決まりました。その屈託のない笑顔
からは心底野球を楽しんでいるように見受けられ、爽やかさととも
に一種の凄みが感じられます。
スポーツ界以外でも、異なる分野で実績をあげている方々を見かけ
ます。企業において副業や兼業が解禁される等、働き方の多様性が
認められてきています。専門性を身に付けることは重要ですが、こ
の道一筋に固執しない柔軟性もまた必要と感じています。良い意味
での二足のわらじを履いている方には敬意を表したいと思います。
巻頭言では、ニューノーマル時代の働き方の形態として、テレワー
クを取り上げています。そこでは、今までとは異なる環境下での課
題解決が求められています。一方、私自身はと言えば、テレワーク
が増える中、当面の課題は、勤務中に「オオタニサン」の当日の試
合経過をネットで見たい誘惑に負けないことであると考えている次
第です。(TK)
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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発 行 日:年 4回( 1月、 4月、 7月、10月)+臨時増刊
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編集責任者 是松徹