○●○○【SAAJKメルマガ】-Vol.067(2025/04)- ○○●●

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┏┏  SAAJ近畿支部 メールマガジン 第67号

┏ 発行日:2025年04月11日 発行者:SAAJ近畿支部 ITサービスG
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・巻頭言……………… 見ることは信じること。しかし...
・トピック…………… 研究会・勉強会情報/サイト更新情報
・特集………………… 本部会報掲載情報
・お知らせ…………… 【重要】年会費納入のお願い/他
・編集後記…………… 気持ちの余裕

■ 巻 頭 言   ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

「見ることは信じること。しかし...」:阪口博一

東京アルタの猫や大阪梅田のヒョウなどの3D映像、またカップ麺の
調理から食べ終わるまでの超絶写実動画などがSNS 等で紹介され注
目されている。これらは現代人の創造であるが、実は人類の生まれ
るはるか以前から、昆虫も3Dアートを生み出しているのをご存じで
あろうか。例えばムラサキシャチホコという蛾の翅の模様が秀逸で
まるで丸まった枯れ葉のよう。これが平べったい翅に描かれている
のだ。「百聞は一見に如かず」ということわざにあるように、言葉
や文章より視覚情報のインパクトはとても大きい。

仏教では生き物の生まれ方には、胎生、卵生、湿生、化生の四つが
ある(四生)とされ、虫などは湿ったところから生まれ、百鬼夜行
に描かれる百年を経た古道具が物の怪になるなどは化生となる。江
戸時代に、今まさに木の葉や枝から変化した虫を見せられた農民の
話がある。現代人はこれが「擬態」という現象であると知っている。
農民は養蚕の知識から、蛾は卵生であることを理解している一方で、
目の前で動いている木の葉のような虫を見せられると、驚きととも
に、木の葉が虫に変ずるのを信じることも想像できる。

現在では生成AIにより、巧妙で悪質な映像コンテンツを簡単に作成
することが可能で、ディープフェイクによる虚偽情報や有害コンテ
ンツの拡散など、その脅威は様々である。地方公共団体などにおい
ては、災害発生時に事実ではない画像が拡散されることで対策に混
乱が生じることが想定され、またBtoC企業では、フェイク動画をも
とに金銭要求などの犯罪も考えられる。

組織は拡散される前に、いち早く画像の真偽を確認し、フェイクで
あるなら、警察への通報とマスコミを通じた公表で、発信者だけで
なく拡散者にも法的措置を講ずるとの警告など対策が必要である。
今ならマスコミも大きく報じてくれ、画像の拡散を防げるかもしれ
ないし、なにより利用者にその画像がフェイクであることを理解し
てもらえる。

いざ、事が発生してからの対応では、迅速な対応は望めない。リス
ク対応として事前に対策を策定しておく必要がある。警察への通報
やマスコミへの広報など、誰がどのようにするかまで予め定めてお
くとマゴマゴしない。

前述したように視覚のインパクトは大きい。組織は従業員や職員が
生成AIの出力内容の真偽を理解せず、生成AIの出力を信じてしまう
ことを防ぐための教育が求められる。自社の状況に適したガイドラ
イン、ルール、マニュアル等を策定し、従業員や職員へのきめ細か
い教育も必要であろう。

■ ト ピ ッ ク ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○定例研究会・勉強会情報:大谷英徳

・今後の予定は次の通りとなっています。
※ 4月の開催はありません。

5月17日(土)第 212回 定例研究会(準備中、曜日注意)

6月28日(土)第 86回 システム監査勉強会(日程を変更)

7月18日(金)第 213回 定例研究会(準備中)

詳しくは本部サイトへ!
→ https://www.saaj.or.jp/index.html

・定例研究会は、会員を中心とした講師によりシステム監査に関係
するテーマについて講演頂く形式を取っています。
原則、奇数月の第 3金曜日の18時半から開催しています。
(12月は、第 2または第 3土曜日にて開催)

・システム監査勉強会は、日本システム監査人協会本部の月例研究
会の内容を録画したDVD を視聴する形式を取っています。
原則、2・6・10月の第 3土曜日午後に開催しています。

○近畿支部サイト更新情報:金子力造

【定例研究会報告】

隔月開催の支部定例研究会について、掲載しております!

2025/ 1月と 3月開催分の報告を掲載しました。

・ 1月支部定例研究会報告 大谷英徳氏

・ 3月支部定例研究会報告 大谷英徳氏

→ https://saajk.org/?cat=5

【研究論文/他】

発表者に許諾をいただいた研究論文、研究成果、活動報告などを
収録しています。新規掲載分は下記です。

・「デジタル化に向けたIT部門の取組み」 丸山博儀氏
→ https://saajk.org/?p=1930

【総会資料】

日本システム監査人協会近畿支部総会(2025/01/17開催)にて承
認されました資料について掲載しております。

・2025年度 事業計画
→ https://saajk.org/?cat=15

【プロジェクト憲章】

2025年度各プロジェクトの活動計画について掲載しております。

・2025年度 プロジェクト憲章
→ https://saajk.org/?cat=9

○イベント/セミナー情報:荒牧裕一

【イベント報告】

2024年11月に開催した支部合同研究会の報告です。

・支部合同研究会2024-開催報告 荒牧裕一氏
→ https://saajk.org/?cat=2

【セミナー報告】

2024年09月に開催した越前市様セミナーの報告です。

・2024年度越前市様セミナー開催報告 大谷英徳氏
→ https://saajk.org/?cat=8

■ 特 集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○SAAJ近畿支部会員の田淵隆明氏の下記コラムが本部会報に連載
『システム監査のための会計・法律・数学・理科・歴史学再入門』

大学入試「共通テスト」、消費税の輸出免税の見直し、「 103万
円の壁」など時事から、西洋の文化的背景と復活祭と題された暦
まで、縦横自在な視座からの話題に刮目必至です。(近藤博則)

詳しくはこちらへ!(02~04月号の会報 PDFが開きます。)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2025Kaiho/202502_SAAJKaihoNo287.pdf

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2025Kaiho/202503_SAAJKaihoNo288.pdf

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2025Kaiho/202504_SAAJKaihoNo289.pdf

○SAAJ近畿支部会員の神尾博氏の下記エッセイ(前編/後編)が
本部会報に連載
『仏法僧 ~IT業界人のための寺院巡礼ガイド』

前編では仏教の体系や仏閣の構成要素をITの視点で、後編では仏
教用語をシステム管理や運用者と対比して語るとともに、最後に
システム監査人は広目天であると結んでいます。(是松徹)

詳しくはこちらへ!(02~03月号の会報 PDFが開きます)

https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2025Kaiho/202502_SAAJKaihoNo287.pdf


https://www.saaj.jp/03Kaiho/0305kaiho/2025Kaiho/202503_SAAJKaihoNo288.pdf

■ お 知 ら せ ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

○【重要】SAAJ年会費納入のお願い:福本洋一
すでに本年度(2025年 1月~12月)の請求書が手元に届いていると
思いますが、早めに納入をお願いします。 6月末までの合計振込
金額により、各支部への配分が決定されますのでご協力ください。

○【再録】ITサービス利用ガイドライン:近藤博則
近畿支部で運営するITサービス(メーリングリスト等)を利用い
ただくにあたり、同会員の皆様に遵守をお願いする事項を掲載し
ています。必ずご一読ください。

→ https://www.saajk.org/?p=3122

■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

大阪・関西万博が開幕目前です。「いのち輝く未来社会のデザイン」
をテーマに掲げ、コンセプトを「未来社会の実験場」としています。
前売チケットの購入方法が複雑でわかりにくい等の苦言も聞こえて
いますが、せっかくの身近な機会なので、世間の関心が高まること
を期待しています。

巻頭言では、生成AIを悪用した偽情報や有害コンテンツ、中でも視
覚に訴えてインパクトが大きいフェイク画像の拡散に備える必要性
に言及しています。

ネット検索の現在では、自身が好む情報のみに偏って入手する傾向
があると言われます。その結果、広く目を配る余裕がないと偽情報
と気付かないまま、それに基づいて安易に即断し、偏った行動につ
ながる危険性がありそうです。

ところで、先日、駅の電光掲示板で電車の行き先が多言語で表示さ
れていることに関する新聞記事が目に留まりました。多文化共生に
向けて鉄道各社が対応する中、わずかな時間で情報を得たいとの気
持ちや他者排除の気持ちからか多言語表示に批判の声をあげる人も
存在するとのことでした。

確かに日英中韓の 4言語表示では、表示が一周するのに一定の時間
を要します。ただ、観光や労働力不足等から今後も日本国内の外国
人の割合が高まるであろう中、日本人の利便性のみを優先するので
はない他者への理解や受容に向けた余裕を持つ姿勢が必要と感じる
ところです。

このところ、どうも世の中全体として、気持ちの余裕のなさから自
分中心で他者の立場に思いが至らない、他者に無関心等の弊害が様
々な面で露呈しているように思えてなりません。みなさまの周りで
はいかがでしょうか?(TK)

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の「SAAJ近畿支部メルマガ」もよろしくお願いします!

【SAAJ近畿支部メルマガ】
発 行 日:年 4回( 1月、 4月、 7月、10月)+臨時増刊
発行開始日:2012年09月19日

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発行責任者:近藤博則、編集責任者:是松徹

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